100万アクセスを突破しました❣❣❣皆さんありがとうございました❣❣❣

2023年12月17日日曜日

日比野秀男『渡辺崋山』2

 

ところが日比野さんは、そんな回顧や安寧とはマギャクともいうべき、崋山のビビッドな同時代的感覚を、この二つの作品に読み取ったのです。つまり日本の植民地化をねらう西欧列強に対して、わが国はそれをしっかりと認識し、防御につとめなければならないという崋山の危機感です。それを日比野さんは崋山の海防思想と呼んだのでした。

日比野さんはこの『渡辺崋山――秘められた海防思想』を著わすに先立ち、「千山万水図」に焦点をしぼって美術史学会の全国大会で口頭発表を行ないました。はじめてそれを聴いたときの驚きを忘れることができません。目から鱗が落ちるとは、こういうことを言うのでしょう。言われてみれば、まったくその通り、反論の余地はありませんでした。

0 件のコメント:

コメントを投稿

カエルも骸骨も踊り出す サントリー美術館・暁斎ワールドの迷宮へようこそ❣❣❣5

続けて 「寿石は寿を寓す。菊は居と同音異声にして、尚且つ吉祥の花。猫は耄と同音異声。蝶は耋と同音異声。耄耋は礼記に七十をば耄、八十をば耋、百をば期頤といふ。とありて長寿なり。決して耄碌に非ず」という愉快な解説が加えられています。 つまり菊と居の中国語発音は「ジュ」で同じなのです。...