100万アクセスを突破しました❣❣❣皆さんありがとうございました❣❣❣

2023年12月18日月曜日

日比野秀男『渡辺崋山』3

 

僕も「黄粱一炊図」(個人蔵)を取り上げて、そこに現実社会との絆を断ち切られ、葛藤から諦観へと向かわざるを得なくなっていた、崋山の空虚寂寥たる心象の反映を読み取ったことがありました。決して長くなかった一生に対する感慨を込めた墓標だった――なんて気取ったことを臆面もなく活字にしています。

最初に出版された崋山のすぐれた作品図録として、崋山会が編集した『渡辺崋山遺墨帖』(審美書院 1911年)があります。もちろん日比野さんも言及されています。昭和50年(1975)、田中一松先生はこの複製本を歴史図書社から出版されましたが、その解説を僕に書かせてくれたんです。

0 件のコメント:

コメントを投稿

山種美術館「開館60周年記念 川合玉堂――なつかしい日本の情景」6

  シーンものどかな山裾から、険しい 山中に入ってきています。 昭和11年は2.26事件の起こった年ですが、世の中はまだまだ安定していたのでしょう。 少なくとも窮乏と混乱の昭和20年に比べれば……。いずれにせよ 昭和21年の 「朝晴」は、 「冬嶺松秀」 の対極にあるといっても過言...