NHK文化センター青山教室の講座では、この2書を紹介したあと、マイベスト15のスライドを制作年代順に映しながら、棟方志功は日本独自の表現主義であるという持論を開陳したことでした。
「棟方志功展」のキャッチコピーは、「国際展受賞作から書、本の装画、商業デザイン、壁画まで――『世界のムナカタ』の全容を紹介」「青森―東京―富山、棟方の暮らした土地をたどる、初の大回顧展」――これにウソ偽りはありません。空前にして絶後の棟方志功展です。少なくとも僕にとっては疑いなく絶後でしょう。
目出度い雪が彼方まで 驚くほどに降り積もり 目出度い雲が天上の 果てまで暗く してる けど 地上はまるで満月の 夜かと疑う明るさで 山には白雲 棚引いて きらめく朝日を 浴び てる よう 舞うがごとくに降る雪は ひらひら 散って...
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