山市晴嵐(呉志淳「題小山水景二首 其一」)
どこへ行くのか渡し舟 誰かが堤で訊いている
仲春 二月 かの渭城いじょう 東湖の柳は芽吹きたり
老人 独りそんな絵を 異郷でながめていたところ
旅立つ友へ餞はなむけに 贈った柳を思い出す
大雅は詩人の名を「呉忠淳」と書いていますが、これは明の詩人である「呉志淳」が正しいのです。かつて鄭麗芸さんの著書によって教えられましたが、もちろん「中華詩詞網」でも正しく出てきました。
一方、出光美術館も中国・明時代を中心に、皇帝・宮廷用に焼かれた官窯作品や江戸時代に海外へ輸出された陶磁器を有しており、中にはトプカプ宮殿博物館の作品の類品も知られています。 日本とトルコ共和国が外交関係を樹立して 100 周年を迎えた本年、両国の友好を記念し、トプカプ宮...
0 件のコメント:
コメントを投稿