この大雅作品と比較してみると、椿山画はかなり写実的というか、現実主義的です。それは様式においても、生活態度においても現実主義的であった関東文人画の特徴を、分かりやすく教えてくれるように思われます。
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出光美術館(門司)「琳派の系譜」14
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