大雅の「漁楽図」が傑作であることは改めて言うまでもありませんが、椿山の「江山漁楽図」もすぐるとも劣らぬ出来映えを示しているのではないでしょうか。椿山はこの「江山漁楽図」に七言絶句の賛を加えています。またまたマイ戯訳で……。
女房にょうぼと子どもの数家族 でも使える網イッチョだけ
舟が彼らの家となり 川が彼らの敷地なり
江南 江北 山並みは 墨絵のように美しい!!
その舟歌に送られて 夕日が静かに沈んでく
先日、 鏑木清方記念美術館の「あの人に会える! 清方の代表作<築地明石町>三部作」展で井手誠之輔 さん にお会いしたことをアップしました。その井手さんが、この「扇影衣香」展カタログに、「総論 絵から見た鎌倉の美術と東アジア世界――人と仏――」という巻頭論文を寄稿しています。 ...
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