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2023年2月13日月曜日

東京美術俱楽部「富士山 芸術の源泉」口演9

 


もう一つは、これまた饒舌館長ベスト10に選んだ小田野直武の「富嶽図」(秋田県立近代美術館蔵)についてです。この富士山は黄瀬川きせがわからみた景だということになっています。手柄岡持てがらのおかもちが『寛政6年京都へ御使に登りし日記』に、黄瀬川から見た富士山を直武が洋風に描いて見せてくれたといった趣旨のことを書き残しているからです。狂歌師として有名な岡持は、もともと秋田藩江戸留守居役で、本名は平沢常富といいました。

しかし岡持が見たという直武の富士山図と、いま秋田県立近代美術館コレクションとなっている「富嶽図」が同じものかどうか、確証はありません。そこで畠掘さんに、秋田県立近代美術館本が黄瀬川から見た富士といえるかどうか、質問してみたんです。

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