2023年1月20日金曜日

和漢朗詠集・酒15

 

慶滋保胤よししげのやすたね「酔って水に落ちる花を看る」

(酒飲みながら酔いながら 水に散ってく花見れば)

 王勣郷おうせききょうの霞のよう 波のまにまに消えていき

 嵆康山けいこうさんの雪のよう 水に浮かんで流れ去る

*王勣・嵆康はともに酒仙詩人ですから、これは酔郷(酔っ払い天国)や酔郷にある山をいったものでしょう。


0 件のコメント:

コメントを投稿

出光美術館「トプカプ・出光競演展」2

  一方、出光美術館も中国・明時代を中心に、皇帝・宮廷用に焼かれた官窯作品や江戸時代に海外へ輸出された陶磁器を有しており、中にはトプカプ宮殿博物館の作品の類品も知られています。  日本とトルコ共和国が外交関係を樹立して 100 周年を迎えた本年、両国の友好を記念し、トプカプ宮...