2021年10月28日木曜日

サントリー美術館「刀剣」3

 

 2018年秋、京都国立博物館で「京のかたな 匠のわざと雅のこころ」が開かれました。翌年には、静嘉堂文庫美術館で「備前刀入門」を開催し、皆さまのお陰で大変な入館者数を記録することができました。以下はそのようなときにエントリーした私見をバージョンアップしたもので、あるいは今回の「僕の一点」を鑑賞するときの参考にでもなれば……と思って再録しますが、すでにお読みになった方は、スルーしていただいて結構です。

 日本刀は日本独自の武具です。世界に誇るべき美術であり、工芸です。もちろん、その源泉は中国に求めることができます。日本美術のオリジンは、多く中国に発するのですが、日本刀も例外ではありません。

 しかし、平安時代後期以降わが国で創り出された日本刀は、すでに日本独自の美に昇華されているといって過言ではないでしょう。 

0 件のコメント:

コメントを投稿

今や北斎・広重とともに「風景版画の3H」とたたえられる川瀬巴水を中心とする新版画展が三菱一号館美術館で開催中です!! 15

  モラエスは「以上諸点の総括」の章でも、 「改革の大演劇」によって「美という美がすべて荒廃しつつある」ことを慨嘆しています。 荒廃 のなかに残るわずかな美を探し求めた、サウダーデの旅の結晶が 『日本精神』 をはじめとするモラエスの著作 だったように感じられます。   旅の画家と...