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2021年6月12日土曜日

静嘉堂文庫美術館「旅立ちの美術」4

 

先の館長講演は「出会い旅立ち別れの情――日中絵画の流れから――」と題しましたが、そのとき取り上げた優品に、わが静嘉堂文庫美術館が所蔵する中山高陽筆「渓山清興図」があります。自作自賛の七言絶句がとても素晴らしい――とくに酒仙館長にとっては() またまた戯訳で紹介することにしましょう。

 破れた窓にボロ机 もの寂しいなぁ!!我が書斎

 眠りから覚めチョットだけ 描いてみたのさ山水を

 乱れた筆ゆえ他の人が 一顧せずとも構わない

 しかし一杯やってから 見れば興趣もぐっと増す

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荻生徂徠の賛酒詩がスゴクいい❣❣❣ 『荻生徂徠全詩』3<東洋文庫>饒舌館長ベストテン 6

  荻生徂徠「楽寿君侯の早春の高作 落梅花を賦す に 和し奉る」  花咲く梅の古き木の 東の宴席 曲水に  浮かぶ杯 美酒たたえ たけなわの春  映したり  風に花びらヒラヒラと 散るさまにふと興 覚 ゆ  一体いずこの笛の音に 誘われ飛んでゆくのやら