2021年6月17日木曜日

第1回JAWS8

 

八王子セミナー・ハウスにおけるマシューさんの発表は、「江戸時代における禅画復興者」というタイトルで、それまで日本の美術史研究者がほとんどスルーしていた刺激的な内容でした。

もっとも、スティーブ・アディスさんは早くから日本禅画の研究を始めていましたし、1979年には辻惟雄さんが編集した『江戸の宗教美術』<日本美術全集23>(学習研究社)が出ていたのですが、まだ僕たちはそれらに積極的反応を示していなかったように思います。

実をいうと、いまやマシューさんとはフェイスブック・フレンドで、ディスプレー上ではしばしば会っているのですが、フェイスブックならぬフェイス・ツー・フェイスではもう35年近く会っていないことになります。

「マシューさん、コロナが終息したら、ぜひ静嘉堂文庫美術館でお会いしましょう! 来年には丸の内に新ギャラリーがオープンしますから、そこでお会いできたら最高ですね!!

0 件のコメント:

コメントを投稿

サントリー美術館「絵金」7

  しかし間もなく、「美術品は所蔵館で 地酒はその土地で」を絵金で体験することになりました。辻惟雄さんが主宰していた「かざり研究会」が、土佐へ絵金を観に行くことになったからです。「絵金まつり」の幻想と妖艶は、今でも忘れることができません。 高知県立美術館を訪ね、鍵岡正勤館長の...