こういう場合、監修者というのは独断と偏見で、自分が書きたい章をまず決めてしまうことが許されています(!?) それまで辻惟雄さんが創出した「奇想の画家」については、あまり概説をやったことがなかったので、ぜひ書きたいと思い、みんなと相談することもなく最初に僕が取っちゃったんです。
しかし奇想派の概説については、簡にして要を得た名論卓説がたくさん発表されていました。それを繰り返してもおもしろくないので、辻惟雄さんの『奇想の系譜』に的をしぼることにしたのです。
「 春道列樹 はるみちのつらき × 李白」は 対自然 驚愕ペアです。列樹は 平安前期の公家歌人、「百人一首」に採られる「山 川 やまがわ に風のかけたるしがらみは 流れもあへぬもみぢなりけり」が代表歌です。「詩哥写真鏡」 の <春道のつらき>もこの和歌に よると言われ...
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