2021年2月19日金曜日

『國華』蕪村拙稿6

 

 以上が拙論の趣旨ですが、もう一つの横物三部作である「富岳列松図」については、またまた許された枚数を大幅に越えてしまったため、後考に俟つことにしました。しかし先日、渡辺南岳筆「玄宗楊貴妃一笛双弄図」(静嘉堂文庫美術館蔵)をアップしたときも書きましたが、「後考に俟つ」というのは、「これから先おそらく何もやらないだろう」と同じ意味なんです(!?)

 過日、國華社に出勤した日に、出来たてホヤホヤの1503号を受け取り、帰宅してページを繰りながら、そして李白の「峨眉山月歌」を中国語で暗唱しながらやった一杯の格別においしかったこと!! 


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