140万アクセスを突破しました❣❣❣皆さんありがとうございました❣❣❣

2021年2月16日火曜日

『國華』蕪村拙稿3


  最近、内山かおるさんが発表した論文はきわめて興味深く感じられます。蕪村が仰角で見た山の姿をそのまま描いた可能性に着眼し、実際に蕪村が目にした峨々たる山として妙義山を措定したのです。

蕪村の「峨嵋露頂図巻」は峨眉山や「峨眉山月歌」の詩意を描くと見えながら、実は日本の山である妙義山を描いている作品であるとしたのです。それがインスピレーションとなったと考えた方が、蕪村にふさわしいような気もしますが、この妙義山説によって、李白詩がもつ触媒としての意味は、かえって強まったように思われます。

「夜色楼台図」についても、十数年前重要な発見がありました。明代の詩人7人のアンソロジーに註解を加えた『七才詩集註解』があります。その和刻本に載る李攀龍の七言律詩「宗子相を懐う」に、「夜色楼台雪万家」という一句があり、蕪村はこれをそのまま巻頭に使って「夜色楼台図」を描いたのではないかという指摘でした。

0 件のコメント:

コメントを投稿

東京都美術館「大英博物館日本美術コレクション 百花繚乱 海を越えた江戸絵画」3

    当館の日本コレクションで最も充実しているのが、 江戸時代の品々です。幕政のもとで続いた泰平と繁栄を受けて創造的な 文化が花開いた時代でした。本展もこの時代のものを中心に、大英博物館のコレクションから、歴史的な重要性がひときわ高く、飛び抜けた魅力で目にも鮮やかな約200件を...