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2020年10月22日木曜日

東京国立博物館「桃山」1

 

東京国立博物館「桃山 天下人の100年」<11月29日まで>

 桃山時代――日本史上もっとも輝ける時代の一つです。桃山時代と聞いただけで、心がワクワクしてきます。しかし不思議な時代です。

「将軍義昭以後涙」の1573年、室町幕府が滅亡して桃山時代が始まります。しかし「人群れおめく関ヶ原」の1600年に江戸時代が始まるとすれば、桃山時代はわずか27年しかありません。「人群れ騒ぐ家康将軍」の1603年に始まるとしても30年、「とろいよ内濠埋めさせて」の1614年なら41年、翌年の大坂夏の陣でも42年です。

飛鳥、奈良、平安、鎌倉、室町、江戸の各時代に比べると、圧倒的に短いのです。「勇み喜ぶ建武の新政」から「いざ国造りと南北合一」の南北朝時代58年よりさらに短いのです。ある研究者は桃山時代抹殺論を唱えましたが、この短さにも理由があるのでしょう。

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