2020年7月15日水曜日

国立新美術館「古典×現代」1



国立新美術館「古典×現代2020 時空を超える日本のアート」<824日まで>
 すでにアップした国立新美術館の「古典×現代2020」はコロナ禍のため延期されていましたが、会期を変更して先月24日から始まりました。改めて立派なカタログから「ごあいさつ」の一部を引用しておきましょう。
国際的な注目が東京に集まる2020(令和2)年に、古い時代の美術と現代の美術の対比を通して、日本美術の豊かな土壌を探り、その魅力を新しい視点から発信する展覧会を開催します。展覧会は江戸時代以前の絵画や仏像、陶器や刀剣の名品を、現代を生きる8人の作家の作品と組み合わせ、一組ずつ8つの展示室で紹介します。……今日の優れた表現と、今なお私たちを惹きつけてやまないいにしえの名品の比較を通じて、新たな魅力を発見する機会になれば幸いです。


0 件のコメント:

コメントを投稿

東京都美術館「田中一村展」10

  代表作の「アダンの海辺」と「不喰芋と蘇鉄」(ともに個人蔵)は、一見眼に美しい華麗なる装飾絵画、あるいは染物や織物のような応用美術にも見えますが、それらから画然と区別し、一村その人の表現に昇華させているのは、微光感覚にほかなりません。アダンの背後、不喰芋の彼方、蘇鉄のしりえに広...