2020年6月8日月曜日

梅棹忠夫『知的生産の技術』1



梅棹忠夫『知的生産の技術』<岩波新書>1969
 63日の『朝日新聞』夕刊「時代の栞」に、梅棹忠夫先生の名著『知的生産の技術』<岩波新書>が取り上げられていました。先日、「饒舌館長」に静嘉堂文庫美術館蔵・惟肖得巖賛「聴松軒図」の想い出をアップロードしたとき、チョット書名をあげましたが、僕にとっても忘れることができない一冊です。
1967年春、大学院に進んだころから、僕は大西廣さんの真似をして、月光荘のスケッチブックを調査ノートとして使っていました。はじめは単なる調査ノートだったのですが、そのうち1シートに1作品の調査結果や印象批評、あるいは気がついた参考資料などを書いて、ある程度たまったら画家別に分類すれば便利だろうと思いつきました。
しかし、月光荘スケッチブックの紙はペラペラだったので、森銑三先生にならって、袋にでも入れて整理すればいいやと考えていました。

0 件のコメント:

コメントを投稿

追悼 舟越桂さん2

 この追悼記事には、舟越さんのチョッと恥ずかしそうに笑うポートレートと、 2016 年春、三重県立美術館で開催された「舟越桂 私の中のスフィンクス」展の写真が添えられています。じつは僕もこの個展をみているんです。深く動かされた僕は、早速そのころやっていた「 K11111 のブログ...