明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。
服部南郭は日本初期文人画家四大家の一人です。元末四大家にならって、僕が勝手にそう呼んでいるに過ぎませんが……。今年は101歳で泉の下にかえったお袋の喪中ですが、「あぁ逝っちゃったんだなぁ」なんて思い返しても始まりません。
お袋に許しを乞うたうえ、お屠蘇と熱燗とワインで令和はじめての新年をことほぎながら、服部南郭の詩を静かに味わい、またまた戯訳をつけて遊ぶことにしました。
書架から引っ張り出してきたのは、『江戸詩人選集』第3巻(岩波書店)の『服部南郭 祇園南海』――南郭については山本和義さんが註と解説を担当しています。まずはお正月にちなんで、五言律詩「早春游望」ですが、その尾聯は、後期高齢者も開き直って年なんか忘れ、思いっきり新春を楽しむべきだ!という気分にしてくれます(笑)
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