1976年、種二は旧安宅産業コレクションの御舟作品105点の一括購入を決断、現在当館は国内外で最大とされる120点を有しています。
一方御舟は23歳の若さで日本美術院同人に推挙され、横山大観や小林古径らにも高く評価された画家。生涯を通じて、短いサイクルで次々と作風を変えながら、画壇に新風を吹き込んでいきました。
本展では、御舟の最高傑作といわれる《炎舞》、《名樹散椿》(ともに重要文化財)をはじめ、初期から晩期まで当館が所蔵する御舟作品全点を10年ぶりに公開いたします。
とくに応永年間、熱狂的 に愛好されたので、応永詩画軸 などと呼ばれることもあります。 詩画軸のことを勉強するときには、必ず『禅林画賛 中世水墨画を読む』 ( 毎日新聞社 ) という本を手元に置かなければなりません。そして監修者である島田修二郎先生の論文「室町時代の詩画軸につい...
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