2018年4月15日日曜日

東京国立博物館「名作誕生」日本美術鑑賞への誘い1


「名作誕生」記念講座「日本美術鑑賞への誘い」<414日>

 『國華』創刊130周年記念特別展「名作誕生」を記念して開かれる講座「日本美術鑑賞への誘い」の当日となりました。講座とはいっても、主幹の小林忠さんと、この特別展を企画したキューレーターの瀬谷愛さん、そして僕の3人でおこなうトークショーです。それぞれ3点ずつ好きな作品を出品作のなかから選んで、その魅力を説き明かしながら、日本美術の鑑賞法を語り合おうという企画です。

僕はまず、この特別展のスターアーティストともいうべき伊藤若冲の「白鶴図」双幅を選びました。「つながる日本美術」という観点からは、もっとも興味深い若冲作品で、カタログエッセー「継承と創造の日本美術」でも取りあげたところです。そして近代もぜひ欲しいなぁというわけで、岸田劉生の「野童女」を入れ、あと大好きな琳派からは尾形光琳の「八つ橋図手箱」に指を折ることにしました。

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