川柳だって負けていませんが、「いろりにてくどきおとして麦の中」というのはチョッと分かりにくい――しかし浜田義一郎先生の「冬の内にいろり端でくどいて色よい返事を得てから、人目にふれぬほどに麦が生長するまで待って、思いをとげるという田舎のしんぼう強い色ごとである」という「鑑賞」を読めば、自然に笑みがこぼれてきます。ドリフターズの「誰かさんと誰かさんが麦畑」は江戸川柳から来ていたんです( ´艸`)
それはともかく、麦は古くから日本のイネ科植物として認識されていたのでしょう。狩野重信の時代、麦はどこでも容易に見ることができ、普通に食されていたことは、改めて指摘するまでもありません。つまり出光美術館所蔵の狩野重信筆「麦・芥子図屏風」は、漢のヒナゲシ×和の麦というペアになるわけです。
ヤジ「この間も北斎の『詩哥写真鏡』は日中和漢のペアだと言ってたけど、もうチョッと違う見方はできないの?」
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