鞠子といえば何といっても芭蕉の「梅若菜まりこの宿のとろろ汁」ですが、もちろん広重描く茶店の看板にも「名物とろろじる」と書いてあります。しかしその両脇に「一ぜんめし」「酒さかな」とあって、お酒もちゃんと売っていたことが分かります。 そりゃ~そうでしょう、とろろ汁よりお酒を売った方が儲かりますよ( ´艸`)
縁台に二人のおじさんが座り、一人はとろろ汁を食していますが、もう一人はお酒で店に貢献しています。今や「鞠子の宿」という地酒もあるようですが、このおじさんがやっているのは島田宿の「おんな泣かせ」かな?
小半こなからは入りそうなチロリをもう呑んじゃったのか、店の女将にお代わりを所望しているようです。小半とは半分の半分、英語のクォーターに当り、お酒なら2合5勺です。先日の朝日歌壇には「小半の酒」を詠んで、本当に素晴らしい一首が選ばれていました。
被災地のなにごともなき元日にゆっくり味わう小半こなからの酒
石川県・瀧上裕幸

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