ある饒舌館長ファンからお聞きしたところによると、鳥居清光女史がお亡くなりになった現在跡継ぎがいないため、女史の描いた絵看板を再利用しているそうです。これは役者絵的要素が少ないからこそ可能なのです。毎年夏祭りで繰り返し飾る絵金芝居絵屏風も、役者絵的要素はむしろ邪魔になったことでしょう。
加えて絵馬的性格というか、公開性という点で呼応しています。江戸や上方で絵金は、歌舞伎の絵看板をよく見ていたのでしょうが、土佐の地芝居にもすぐれた絵看板の伝統があったにちがいありません。
これらについても藤原忠範さんにお尋ねした上で、ぜひ<饒舌>しておきたかったのですが、25回を迎えチョッと長くなってしまったので、後考こうこうを俟まつことにしましょう。
ヤジ「よくオマエは後考を俟つとかいって逃げを打つが、本当に後考したことがあるのか!!」
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