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2025年8月29日金曜日

富士山世界遺産センター「日本三霊山の砂防」5

さらに「逢へらくは玉の緒しけや恋ふらくは富士の高嶺に降る雪なすも」というバージョンもあるそうです。つまり「あの子と逢う間の短さは玉の緒ほどにも及ばないのに、別れて恋しいことは、富士の高嶺に降る雪のように絶え間ないよ」となりますが、これじゃ~本展示とまったく関係なき一首になってしまいます。

中西さんによると、鳴沢は水流のとどろく沢の意で、西湖さいこの南の鳴沢とする説と、落石のとどろく大沢とする説があるそうです。しかし激しさの比喩なら、大沢の方がふさわしいように思われます。もちろんこの展示でも後者の説を採用、大沢崩れの荒々しい姿と激しい恋心を重ね合わせた歌とみなし、江戸時代の「参詣絵巻 富士山真景之図」を掲出して視覚効果を高めてありました。

鳴沢にしろ大沢にしろ、こういう情熱的恋歌を60年前に詠んでみたかったなぁ(´艸`)

 

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