祇園南海「猫を悼む」(続き)
膝に抱かれて飼い主に 甘えていたのを思い出す
縁側あたりで子供らを 呼んでいた声まだ聞こゆ
漢方・烏薬うやくを飲ませたが 薬効なきを恨むのみ
牡丹の陰で寝て夢を 見てたがそれもまた夢に……
襤褸ぼろでくるんで丁重に…… 恩を謝したが何になる
ともし火の前 老人の まなこ涙でかすんでる
荻生徂徠「春日、君瑞・叔潭・潮師・子和集う。韻を青の字に分かたる」 江戸城南の草の色 色づき始める青々と…… 二月の春風 芳しく 我が楊雄 ようゆう の 庵 いお に 吹く 侯芭 こうは の ごとき弟子が酒 一本 下げて来ないなら 『玄経』著者が住む辺も もの寂 しか...
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