日本とトルコが外交関係を樹立してからは100年ですが、その34年前に両国の関係を密にした出来事がありました。エルトゥールル号遭難事件です。トルコ共和国大統領府国立宮殿局長のヤースィン・ユルドゥズさんは、次のようなメッセージをカタログに寄せています。
トルコと日本の友好関係の基礎は、スルタン・アブデュルハミト2世(1876-1909)の時代に築かれました。 スルタンは、1887年に日本の小松宮彰仁親王御夫妻がイスタンブルを訪問されたことの返礼として、日本への使節団の派遣を命じました。 1889年7月14日、 56名の将校を含む609名の乗組員を乗せてイスタンブルを出発した駆逐艦エルトゥールル号は、日本からの帰途、1890年 9月16日、台風に遭遇し、
串本大島沖の岩礁に衝突して沈没しました。 わずか69名の船員しか生還できなかったこの悲惨な事故は、 しかしながらトルコと日本の国民を近づけ、串本には事故の犠牲者を追悼する記念碑も建立されました。
したがって、 日本とトルコの外交関係が100年前に樹立されたとはいえ、 実際には両国の友好関係には134年の歴史があります。
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