2024年10月6日日曜日

東京都美術館「田中一村展」7

 

農家の師走の仕込み酒 濁っていたって構やせぬ

客へのご馳走 鶏とりや豚 豊年ゆえか山盛りだ

川は入り組み山高く 行き止まりかと思ったら

芽吹く柳と桃の花 こんな処にまた一村

笛や太鼓が響き来る もうすぐ春の祭りらしい

みんなの着物は質素だが 古きゆかしさ遺ってる

今後も一人 月の夜に 訪ねて来てもいいならば

  迷惑だろうがこの杖で 門をたたかん真夜中に

0 件のコメント:

コメントを投稿

山種美術館「桜さくらSAKURA2025」7

今回は奥村土牛の傑作「醍醐」がポスターのメインイメージに選ばれ、目玉にもなっているので、とくに土牛芸術に力を入れてしゃべりました。もちろん大好きな画家でもあるからです。 遅咲きの画家といわれる土牛は、一歩一歩着実に独自の土牛様式を創り上げていきました。人の真似できない真なる創造的...