2024年10月1日火曜日

東京都美術館「田中一村展」2

一村ゆかりの地として、栃木、千葉、奄美が挙げられますが、本展覧会の開催地の上野も縁の浅からざる場所でした。大正15年(1926)、東京美術学校(現・東京藝術大学)へ入学するもわずか2ヶ月で退学。戦後は、東京都美術館が会場である公募団体展に何度も挑戦しますが入選することは遂になく、終焉の地となる奄美に旅立っていったのです。「最後は東京で個展を開き絵の決着をつけたい」と語っていた一村。没後半世紀近くを経て開催される本展覧会において、その芸術の真髄が明らかになることを願ってやみません。

 待ちに待った「不屈の情熱の軌跡 田中一村展 奄美の光 魂の絵画」が、919日から東京都美術館で始まりました。冒頭に掲げたのは、そのカタログから引いた「ごあいさつ」の一節です。

 

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さらに「逢へらくは玉の緒しけや恋ふらくは富士の高嶺に降る雪なすも」というバージョンもあるそうです。つまり「あの子と逢う間の短さは玉の緒ほどにも及ばないのに、別れて恋しいことは、富士の高嶺に降る雪のように絶え間ないよ」となりますが、これじゃ~本展示とまったく関係なき一首になってしま...