2024年5月3日金曜日

出光美術館「復刻 開館記念展」8

 

ネットで調べたら、「蘭陵の美酒」というお酒が売られていましたが、これは李白の「客中行」からヒントを得て、沖縄・石垣島の高嶺酒造所が醸しているリキュールでした。

チョッと脱線してしまいましたが、梅瓶はもともと花瓶じゃ~なく、酒器だったにちがいありません。下がかなりすぼまっていますから、お酒を入れてはじめて安定するのではないでしょうか。益荒男ぶりの吐魯瓶に対して、手弱女ぶりといった感じがします。吐魯瓶には辛口の男酒が、梅瓶にはふくよかな女酒がふさわしいのではないでしょうか。いずれにせよ、花瓶なんかにはもったいない!!と、誰でも思いますよね。

 ヤジ「誰も思わない!! そんなことを思うのはオマエだけだ!!

0 件のコメント:

コメントを投稿

山種美術館「桜さくらSAKURA2025」7

今回は奥村土牛の傑作「醍醐」がポスターのメインイメージに選ばれ、目玉にもなっているので、とくに土牛芸術に力を入れてしゃべりました。もちろん大好きな画家でもあるからです。 遅咲きの画家といわれる土牛は、一歩一歩着実に独自の土牛様式を創り上げていきました。人の真似できない真なる創造的...