2024年3月2日土曜日

出光美術館「池大雅展」13

薩都刺「遊西湖 六首」5

 「待っていたのよ 我が背子せこよ お酒の酔いが醒めるのを」

  笑みつつ絹の扇 出し 賛詩を書いてと頼んだの

  紅いすだれを巻き上げりゃ 春はさざなみ緑色

  岸から柳絮りゅうじょが舞ってきて 硯すずりの海に落ちました

 

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6月の詩8

立派な男 おのこ の人生の 出会いはみんな時の運 一時は浮かびまた沈む いにしえからの繰り返し 出世と蹉跌 さてつ が生涯に あること嘆くも甲斐なからん 親しき友と再会の 約束できぬ恨めしさ 緑の川と青い山――越えて彼方の我が友よ !! はるか遠くのその顔が ...