当然ここで李白「採蓮曲」の戯訳が登場するところですね(笑) 愛読する『中国詩人選集』では「楽府」の部に入っていますから、古い楽府のタイトルをパクって李白が詠んだ擬古楽府のようです。
西施で名高い若耶渓じゃくやけい 蓮の実を採る娘たち
蓮の花越ごしおしゃべりに 余念なく笑いさざめいて……
今朝したお化粧 日を受けて くっきり映る水底に
香る袂たもとは風に舞い ひるがえりたり空中に
最後に、山種美術館「桜 さくら SAKURA 2025 美術館でお花見!」展のチラシに刷られたコピーを紹介することにしましょう。そこにある「はらはらと散っていく儚 はかな さ」は、新渡戸稲造にならって言えば薔薇に欠けている美しさです。 暖かな陽光がさし始める春。草花が芽...
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