李白「少年行」
長安・五陵のかぶき者 西の市場の歓楽街
白馬に置いた銀の鞍くら またがり春風 切って行きゃ
落花も馬蹄にしだかれる 今日は何処いずこへ洒落込むの?
笑い声上げにぎやかに 胡姫こきの酌する酒場へと……
前に紹介した串田久治・諸田龍美さんの『漢詩酔談』(大修館書店 2015年)にも、すごくいい戯訳があります。とくに「笑って入ったその先は 異国娘のバーの中」という結句には脱帽ですが、僕は李白の「胡姫」をそのまま生かすことにしました。
サントリー美術館特別展「幕末土佐の天才絵師 絵金」は、NHK青山文化講座「魅惑の日本美術展」で取り上げ、また「饒舌館長ブログ」でも紹介したところですが、残り10日間ほどになりました。そのカタログに興味深い論文が載っていることもお知らせしましたが、合わせ見るべき本に、この...
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