仁科さんは俳人・宝井其角を登場させて、じつに愉快な推論を展開しています。その一つが其角の「頬摺やおもはぬ人に虫屋迄」という難解句の解釈です。詳細は『<生類憐みの令>の真実』をお読みいただくとして、「生類憐みの令と関連づけ、深読みして虫屋の句を解釈」した仁科さんは次のように結論を下しています。
其角は生類憐みの令に批判的だったが、あからさまに批判すれば、捕まってしまう。だからといって黙っていたら胸のつかえがおりない。いきおい生類憐みがらみの句はわかる人にしかわからない難解な句になる。
ところが 、 澁澤栄一が 数え 92歳の天寿をまっとうして 没したのは昭和 6年 1931 のこと な ん です 。単行本『旧聞日本橋』が出版されたのは、澁澤栄一が亡くなってから4年もあとのこと だったのです 。 しかし 栄一が活躍した時代を暗示するため、澁澤青さんは『旧聞日...
0 件のコメント:
コメントを投稿