2023年6月5日月曜日

『國華』池大雅特輯号18

 

 この七絶は万暦25年(1597)、董其昌が燕山(北京?)ではじめて霜の景と雲煙の景との違いを悟ったときに詠んだ詩のようです。意味はよく分かりませんが、このように8首のタイトルが判明すると、おもしろいことに気がつきます。つまり、すべて画と関係の深い詩が選ばれているわけです。詩と画の結びつきは、想像以上に強かったんです。

今回の戯訳はチョット苦労しましたし、間違いもあると思いますが、そのうちチャットGPTに「池大雅筆『東山清音帖』に引用された漢詩の戯訳を作ってください」とお願いすると、ソク模範解答が出てくるようになるのかな()

 


0 件のコメント:

コメントを投稿

追悼シンポジウム「高階秀爾館長と大原美術館」8

  尊敬して止まぬ文人画家・祇園南海が「五老峰図」を描いたとき、李白の「廬山の瀑布を望む」を心に浮かべていたことは指摘するまでもありません。しかし、五老峰から一望千里の風景を写生する虎次郎の頭上にも、李白が降臨したことでしょう。僕は李白の絶唱を中国語でつぶやくように暗唱しながら、...