平沙落雁(党懐英「漁村詩話図」)
水辺の村の暁は 画の最高のモチーフだ
詩歌の抒情を画のなかに 盛り込むことができるから
漁夫ひとりでに醒めたけど またひとりでに酔っている
自分自身が画のなかに いることさえも知らぬげに……
この詩は「中華詩詞網」にみつからず、五山詩アンソロジー『錦嚢風月』に「漁村詩話図」として載っていることが判りました。これまたネットのお陰です。
体調不良のため1週間休ませてもらいましたが、今日から再開いたします。よろしくお願い申し上げます。
「僕の一点」は 建長寺所蔵の「釈迦三尊図」ですね。南宋仏画のゼッピンです。 じっと観ていると、一部に華麗な色彩を使いながらも、異民族に北半分を奪われてしまった南宋人の哀しみと愁いが胸に迫ってくるような色感です。 南宋絵画というと、馬遠・夏珪の水墨山水画や、禅宗水墨画がまず頭に浮...
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