彫師たちは私自身よりも偉大な芸術家であり、画家と同じように、技術の伝統を受け継いだ家系の出身である。……多色木版画は音楽のようなものだ。画家、彫師、摺師の間のハーモニーがなければ、すばらしい絵を作り出すことができない。
僕がジャクレーを究極のジャポニスムというのは、以上の意味なんです。箇条書きにすれば、①日本を含めた外国に強いあこがれをもっていた、②実際に日本で創作しそこで一生を終えた、③浮世絵の伝統的な彫り、摺りの技法を直接的に摂取したという3か条になります。
10年ほど前、『 國華』で根来特輯号を組んだことがあります。根来が大好きな僕は、主幹の小林忠さんに売り込んで (!?)、 巻頭言 「『 根来塗』特輯に当って」を書かせてもらいました。ここに再録することをお許しください 。 我ながらよく書けていると思うので……( ´艸`) ...
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