洞庭秋月秋月(鮑恂「盛叔章画」)
枯れ木の林を雲煙が 潤うるおし緑の靄もや流る
渚なぎさの花や水際みずぎわの 草はさみしく風に揺れ……
仙人 住む家 その雲の 彼方かなたにあるに違いない
だからこの世も石橋山しゃっきょうざん――それを越えてはなりませぬ
最後に、山種美術館「桜 さくら SAKURA 2025 美術館でお花見!」展のチラシに刷られたコピーを紹介することにしましょう。そこにある「はらはらと散っていく儚 はかな さ」は、新渡戸稲造にならって言えば薔薇に欠けている美しさです。 暖かな陽光がさし始める春。草花が芽...
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