これを読みながら僕は、谷崎潤一郎の『痴人の愛』を思い出していました。譲治はトランプゲームの遊び方を知らないナオミに教えてやります。ナオミが少し覚えると、わざと負けてやったりするのですが、やがてナオミは強くなり、譲治がいくら本気で頑張っても、どうしても勝てなくなってしまうのです。
お聖さんは先生であったはずの鉄幹が、やがて晶子の影響を受けるようになったことを指摘していますが、こうなると鉄幹がいくら頑張っても、晶子を超えることは絶対不可能だったでしょう。
しかしこれを紹介しただけでは 、天上の 白石かずこさんに申し訳ないような気持ちになり、逗子 市 立 図書館 から白石さんの『詩の風景・詩人の肖像』(書肆山田 2007年)を借りてきて、 通読 してみました。 白石さんは 国内外15人の現代詩人を取り上げて、 自己体験を語り つ...
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