「僕の一点」は、あまりにも有名な晶子の第一歌集『みだれ髪』の初版本です。晶子は明治11年(1878)、堺県堺区――現在の大阪府堺市で菓子商「駿河屋」を営む鳳宗七夫妻の子に生まれました。この「与謝野寛・晶子と富士山、静岡の文学」展を予見したような屋号じゃ~ありませんか(笑)
生地にある堺市博物館では、晶子関係の資料をたくさんコレクションしています。『みだれ髪』初版本はそのうちの1点、藤島武二による装丁美術の傑作ですから、図版ではお馴染みですが、オリジナルを見たのは初めてのような気がします。
その棕櫚が「花木眞寫」に見出されることは、何と興味深いことだろうか。言うまでもなく「花木眞寫」は、豫樂院近衛家熙 (一六六七 ~ 一七三六)の筆になる植物寫生圖巻である。すでに源豊宗・北村四郎編『近衞豫樂院御畫 花木眞寫』(淡交社 一九七三年)が あつて 、私たちは大きな恩...
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