ゾロメの明治33年はジャスト1900年、この年から雑誌『明星』に発表された歌を中心に399首が選ばれ、翌明治34年に『みだれ髪』が出版されました。代表歌であり、また僕がもっとも好きな「その子二十はたち櫛にながるる黒髪のおごりの春のうつくしきかな」は、6番目に載っています。
『みだれ髪』は当時の青年たちから熱狂的に迎えられ、現在、ロマン主義文学の最高傑作、近代短歌史上の金字塔であることを疑う人はいないでしょう。しかし発表当時、専門家の評価はけっして高くありませんでした。
その棕櫚が「花木眞寫」に見出されることは、何と興味深いことだろうか。言うまでもなく「花木眞寫」は、豫樂院近衛家熙 (一六六七 ~ 一七三六)の筆になる植物寫生圖巻である。すでに源豊宗・北村四郎編『近衞豫樂院御畫 花木眞寫』(淡交社 一九七三年)が あつて 、私たちは大きな恩...
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