ゾロメの明治33年はジャスト1900年、この年から雑誌『明星』に発表された歌を中心に399首が選ばれ、翌明治34年に『みだれ髪』が出版されました。代表歌であり、また僕がもっとも好きな「その子二十はたち櫛にながるる黒髪のおごりの春のうつくしきかな」は、6番目に載っています。
『みだれ髪』は当時の青年たちから熱狂的に迎えられ、現在、ロマン主義文学の最高傑作、近代短歌史上の金字塔であることを疑う人はいないでしょう。しかし発表当時、専門家の評価はけっして高くありませんでした。
かつて「桃山美濃陶試論」 (『美術史論叢』17 2001年 ) なる 拙文を書いたとき俎上にのせた作品ですが、そのときは 『世界陶磁全集』の 図版をみながら 考えた だけでした。 しかし 実際に 会場で みると 、 図版に倍する素晴らしさだったので 「僕の一点」に選んだので...
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