2022年7月30日土曜日

ボストン美術館日本美術総合調査図録6

 

もちろん僕一人でできるはずもありません。一緒に調査をやったのは、河合正朝、榊原悟、木村重圭、安村敏信、田島達也、佐々木丞平、ティモシー・クラーク、佐藤康宏、成澤勝嗣の諸氏でした。アン・ニシムラ・モースさんをはじめ、ボストン美術館の学芸員さんが、スムーズにいくよう完璧に準備してくれたことも忘れられません。

基本的に31組となり、一人は作品係、一人はノート係、一人はカメラ係と決め、「ハイ次、ハイ次」という感じでドンドコやりました。さすがの饒舌館長も、無駄口をたたいているヒマなどありませんでした() もっともその頃は、まだ「饒舌館長」と名乗っていませんでしたが……。


0 件のコメント:

コメントを投稿

東京美術『日本視覚文化用語辞典』3

  前回、東京国立博物館の特別展「蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児」を紹介しましたが、実をいうと後期高齢者の僕には「コンテンツ」の意味がよく飲み込めませんでした。しかしこの辞典にはチャンと「コンテンツ」という項目があって、簡にして要を得た説明がなされています。しかも「マーシ...