2022年7月29日金曜日

ボストン美術館日本美術総合調査図録5

 

 僕も辻惟雄さんから求められて調査の一部を担当し、この『ボストン美術館日本美術総合調査図録』の編集にもチョットだけ協力、章の概説を書かせてもらいました。「江戸時代狩野派」「円山四条派」「洋風画・南蘋派・南画・諸派」の3章です。江戸時代狩野派の調査は1998年と1999年、円山四条派は2000年、洋風画等は2001年、それぞれ夏休みの20日間ほどを当てました。

これまで何度も「饒舌館長」に登場してもらっている(公財)鹿島美術財団が、費用のすべてを担ってくれました。調査はウィークデーの10時から、1時間のランチタイムをはさんで夕方5時まで、何しろ数が多いので、1日最低40点と決めてやることにしました。


0 件のコメント:

コメントを投稿

山種美術館「桜さくらSAKURA2025」7

今回は奥村土牛の傑作「醍醐」がポスターのメインイメージに選ばれ、目玉にもなっているので、とくに土牛芸術に力を入れてしゃべりました。もちろん大好きな画家でもあるからです。 遅咲きの画家といわれる土牛は、一歩一歩着実に独自の土牛様式を創り上げていきました。人の真似できない真なる創造的...