唐寅「花と酒」
忠告するけど酒と花 耽溺してはなりませぬ
チョット耽溺するだけで 君の生活ハチャメチャに……
酒はおぼれるものであり 心とろかすものは花
必ず迷ってしまう花 本来よくない酒の性さが
ヘベレケに酔い花見ても 見えず情趣のすばらしさ
花の前にて酒酌めば 楽しさ尽きず――とはいえど……
酒宴終わりに近づいて 花も枯れれば素寒貧
花の命は短くて すぐに醒めちゃう酒の酔い
とくに応永年間、熱狂的 に愛好されたので、応永詩画軸 などと呼ばれることもあります。 詩画軸のことを勉強するときには、必ず『禅林画賛 中世水墨画を読む』 ( 毎日新聞社 ) という本を手元に置かなければなりません。そして監修者である島田修二郎先生の論文「室町時代の詩画軸につい...
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