唐寅「花と酒」
忠告するけど酒と花 耽溺してはなりませぬ
チョット耽溺するだけで 君の生活ハチャメチャに……
酒はおぼれるものであり 心とろかすものは花
必ず迷ってしまう花 本来よくない酒の性さが
ヘベレケに酔い花見ても 見えず情趣のすばらしさ
花の前にて酒酌めば 楽しさ尽きず――とはいえど……
酒宴終わりに近づいて 花も枯れれば素寒貧
花の命は短くて すぐに醒めちゃう酒の酔い
速水御舟がかの「名樹散椿 めいじゅちりつばき 」(山種美術館蔵)を発表したのは、一村の「椿図屏風」に先立つこと 2 年、昭和 4 年( 1929 )秋の第 16 回院展でした。一村が「名樹散椿」を見て、インスピレーションを得たことは疑いないでしょう。しかし、ほとんど越えること...
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