酒を把りて月に対する歌(続)
  李白は天才詩人だが また天才的酒仙なり
  現代詩人のこの俺も 百杯飲めば千首でき……
  李白のような才能が チョットないのを恥じるけど
  俺の非才をお月さん 馬鹿にしているはずはない
  俺も絶対乗るもんか 皇帝殿下の豪華船
  俺も惰眠をむさぼらず 花の都の宮廷で
  蘇州の田舎のちっぽけな あばら家住まいの俺だけど
  囲む樹木に桃の花 空にゃ李白の名月が……
最近、傅益瑶さんと知り合いました。傅益瑶さんは僕も大好きな傅抱石画伯のお嬢さんです。1979年日本へ留学し、東京藝術大学で平山郁夫先生に師事されました。やがて水墨画を中心に大寺院の障壁画を製作するとともに、日本のお祭りをライトモチーフに選び、また芭蕉や一茶の俳句をイメー...
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