万里集九「猫児双蝶図」
咲き定まりたる牡丹花は ほかの花とは交わらず
日なかの木陰 傾くも 母ネコ眠らず子のために
誰かが見ている春の夢 蝶々ちようちよのはかない羽のよう
鋭い牙にもかからずに 二匹の蝶が悠々と……
「僕の一点」は吉澤雪庵の「寒山拾得図」ですね。大きな絹本の掛幅 画 です。 右側の拾得 は岩を硯にして墨を摺り、左側の寒山は筆を右手に持って岸壁に文字を書こうとしています。拾得の後には、チョット羅漢のように見える豊干禅師が座って寒山の方を見ています。これを見てすぐ思い出すの...
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