2022年2月9日水曜日

山本勉さんの愛猫ルリちゃん13

昨日、ネズミを捕るイヌなんて本当にいるのか? いるはずがないだろうと思ってアップしたところ、早速、岡戸敏幸さんから、確かにいるんですよというメールを頂戴しました。去年、鹿島美術財団美術講演会「影の美術史」でお世話になった岡戸さんです。桜餅で名高き向島・長命寺に、「六助塚」という石碑があるそうです。明治時代、北新川の酒屋に飼われていた六助というイヌの碑で、ネズミを捕る奇技をもって有名でした。

 ところが六助は屠犬者の手にかかってしまい、無念に思った人々が長く顕彰するためこの碑を建てることになりました。碑にはかわいらしい六助の姿も彫られているそうですが、思い込みで物事を即断してはならないことを教えられました。ネズミを捕るイヌが、実際に存在したんです!!  

0 件のコメント:

コメントを投稿

根津美術館「唐絵」11

もう一首、西胤俊承 せいいんしゅんじょう という相国寺の住職をつとめた禅僧の七言律詩 賛をアップすることにしましょう。興味深いことに、ここにも描いた画家に対する関心がうかがわれます。いや、関心というよりオマージュだといった方が正しいでしょう。となると、やはり描いた画家は、当時有名...