2021年12月2日木曜日

第33回國華賞2

とてもうれしかったのは、2005年に辻惟雄さんの古希を祝って企画した「辻惟雄先生と行く敦煌・龍門・鞏県の旅」に、仲町さんと一緒に参加してくれたお嬢さんの美穂さんに、ふたたびお会いできたことでした。

1週間のスケジュールで――両端の移動日を除けば、実際は5日間で敦煌→龍門→鞏県と移動しながら石窟を見学するという、無謀ともいうべき強行軍の旅行でした。その10年前、辻さんの還暦をことほいで立ち上げた「辻先生と行く江南の旅」も印象深い旅でしたが、それにすぐるとも劣らぬ思い出をたくさん残してくれました。その思い出話で、美穂さんと盛り上がったんです。

 もちろん、この國華賞授賞式もレセプション抜きでした。朝日新聞社新館のレセプションルームで行なわれたというのに(!? 

0 件のコメント:

コメントを投稿

國華清話会2025年秋季特別鑑賞会3

   「僕の一点」は吉澤雪庵の「寒山拾得図」ですね。大きな絹本の掛幅 画 です。 右側の拾得 は岩を硯にして墨を摺り、左側の寒山は筆を右手に持って岸壁に文字を書こうとしています。拾得の後には、チョット羅漢のように見える豊干禅師が座って寒山の方を見ています。これを見てすぐ思い出すの...