2021年12月1日水曜日

第33回國華賞1

 


33回國華賞――仲町啓子さん

いつもならば、鹿島美術財団講演会が終ったあと、必ずレセプションがあるのですが、今回はコロナ禍のため取りやめとなり、酒仙館長としてはチョット残念でした() しかしこのお影で――いや、お陰で、朝日新聞社新館で行なわれた國華賞授賞式に、終了後すぐタクシーで駆けつけることができたんです。

今回は、山根有三先生に導かれつつ、長い間一緒に琳派研究をやってきた仲町啓子さんが、大著『光琳論』をもって國華賞正賞を受賞しました。峻厳なる研究者の佐藤康宏さんが激賞して止むことなき祝辞を捧げたのですから折り紙つき、もう饒舌館長が屋上屋を重ねる必要などないでしょう。

0 件のコメント:

コメントを投稿

根津美術館「唐絵」5

とくに応永年間、熱狂的 に愛好されたので、応永詩画軸 などと呼ばれることもあります。 詩画軸のことを勉強するときには、必ず『禅林画賛   中世水墨画を読む』 ( 毎日新聞社 ) という本を手元に置かなければなりません。そして監修者である島田修二郎先生の論文「室町時代の詩画軸につい...