2021年10月25日月曜日

群馬県立近代美術館「江戸と上毛を彩る画人たち」18

 昨日アップした「庚戌夏五月 梅影楼に留連すること連日 之れを賦して主人に贈る」は、烏洲絶唱の一首だと思いますが、戯訳を考えていると、マイ暗唱唐詩の一つである李白の七言絶句「客中行」がそれとなく浮かんできました。烏洲が『唐詩選』に採られるこの名吟を知っていたことは、改めて言うまでもないでしょう。かの入矢義高先生なら、ヤッパリ李白の方が良いなんておっしゃるかもしれませんが……()

  山東蘭陵 銘酒あり ウコンの香りもかぐわしき

  あぁ玉杯になみなみと 注げば輝く琥珀色

  ご主人!! 旅するこの俺を 酔わしておくれ存分に……

  そうすりゃ他郷もふるさとも なくなっちゃうさ区別など

 

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山種美術館「桜さくらSAKURA2025」5

   桜と相性がよい文学は和歌でしょうが、漢詩だって負けてはいません。先に紹介した渡部英喜さんの『漢詩花ごよみ』に江戸末期に鳴った漢詩人・藤井竹外の七言絶句「芳野」が載っています。またまたマイ戯訳で紹介することにしましょう。   古き陵 みささぎ ――松柏 まつかしわ  つむ...