近藤秀實『近藤先生の面白授業 日中比較美術史』(合同出版 2021)
近藤秀實さんがいかに面白い研究者か? チョットこの本のページを繰ってもらえれば、もう語る必要はないでしょう。しかし初めからそうではありませんでした。近藤さんはこの本の序文で次のように述べています。
正統的な美術史の授業の中から、研究者として確立した卒業生が数人いるのは頼もしい。かつて私は共通教育担当教員で、傍ら芸術学科の授業も持っていたのだ。しかし、のちに考えを改めたのです。受講している学生の大部分は、DESIGNや美術制作に励む者達です。私は、その大勢の学生達のために、魅力ある美術史を教えようと決めたのです。
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